aklog

iPadがMacに早変わり!Mac mini M4でリモート作業を実現する方法

Mac mini M4

はじめに:Jump Desktop App とは?

Jump Desktop App は、リモートデスクトップをシームレスに利用できる便利なアプリです。
iPadや他のデバイスから、MacやWindows PCを操作できるため、モバイル環境でもデスクトップの生産性を維持できます。


前回のテスト環境

👉 前回の記事「iPadがMacに早変わり!Jump Desktop Appの魅力と活用方法」


今回のテスト環境


1. Mac mini M4での設定と準備

ハードウェアの接続

Mac mini M4と外付けディスプレイの接続方法
→ HDMI ケーブルで直接接続(ハブは未使用)

キーボード・マウスは以下のように設定:

USBドングルでロジクール M590、BluetoothでTargus Keyboardをペアリング。
M590はUSBドングルとBluetoothの2方式があり、ホイール下のボタンで簡単に切り替え可能です。

ソフトウェア設定

  1. Jump Desktopのアカウントを作成
    https://app.jumpdesktop.com/user/register

  2. Mac miniにJump Desktop Connectをインストール
    https://jumpdesktop.com/connect/
    (無料)

  3. iPad ProにJump Desktop Appをインストール(有料)
    アカウントでログインし、Mac miniにアクセス。
    iPad画面にMac miniの画面が表示されれば接続完了です。
    あとは普通にMac miniを利用できます。

設定画面


2. Mシリーズチップならではの強み

M4チップの効率性と消費電力の低さを活かした使用感をレビュー

Mac mini M4は冷却ファンの静音性が高く、長時間使用しても熱がほとんど気になりませんでした。 私は最近はそんなに重い作業をしないので(映像編集、音楽編集、3DCG等)ほとんど本体が熱くなるようなことはありませんでした。唯一熱くなったのがCrossoverを使ってSteamのゲームを試してみた時でした。 これはでもCrossoverもそうですがゲーム系もかなり高負荷がかかるのでしょうがないのかなと思います。ただ結構本体が熱くなってきても冷却ファンの音というのは全く聞こえず静かです。すごいなぁと思います。

消費電力に関してのちょっとした疑問

Mシリーズチップは消費電力が低いよと良く言われますが じゃあ、具体的に実際いくらぐらい電気代かかるのかと??
気になったのでちょっと計算してみました。

計算の前提として

ーー

Apple M4/Proチップを搭載した「Mac mini (2024)」の電力消費は待機中で4W、CPU最大稼働時でM4が64W、M4 Proが140Wに。

ーー

1kWhあたりの電気料金の目安は、全国の家庭電気製品公正取引協議会が定めている「新電力料金目安単価」に基づき、税込みで約31円です。

ーー

*消費電力量は使い方によって変わってくるのでおおよその目安です。 *電気料金は契約している会社によって変わってくるので確認してみてください。

消費電力について

「実際いくら電気代がかかるのか?」を計算してみました。

Apple M4/Pro搭載「Mac mini (2024)」
待機時:4W / 最大時:M4=64W、M4 Pro=140W

1kWhあたりの電気料金目安:約31円(税込)


エネルギーコスト計算例

1日8時間使用する場合 4W × 8時間 = 32Wh(0.032kWh) 0.032 × 31 = 約1円

使用時間 消費電力 消費電力量 (kWh) 1日の電気代 (円)
1日8時間 4W 0.032 約1円
1日8時間 64W 0.512 約16円
1日24時間 4W 0.096 約3円
1日24時間 64W 1.536 約48円

Mac mini M4

月間の目安

私はMac miniを24時間つけっぱなしで使用しており、重い作業はほとんどしていません。そのため、1日あたり約15円、月間で450円ほどの電気代がかかっています。

Mac miniの消費電力の低さは大きな魅力です。


ゲーミングPCとの比較

スペック 消費電力 1時間の電気代 1日8時間の電気代 30日使用時
エントリーモデル 300W 9.3円 74.4円 2232円
ミドルスペック 600W 18.6円 148.8円 4464円
ハイエンドモデル 1200W 37.2円 297.6円 8928円

Mac mini M4

ちなみにちょっと興味があったので調べてみました。 

ゲーミングPCはスペックによって消費電力が大きく異なりますが、Mac mini M4の消費電力の低さが際立っています。

用途が異なるため単純な比較は難しいですが、消費電力が低く高性能な製品が理想的ですね。

比較図


自分の使い方

家にいる時はMac mini M4と外付けディスプレイで

macOSの利用。

外出する時はiPad Pro と折り畳みキーボードとマウス。

あとはコンパクトなスタンド。

これでipadOS とMacOS両方とも使えます。

基本的にはiPadでできることは

iPadでやってしまいますが、

何がいいかというと macOSを1つのアプリのような形で

使えることです。OS間の行き来が簡単。

データに関しては私はpCloud というクラウドサービスのを利用しています。

ここの会社はサブスクもあるんですが、買い切りタイプもあるんですよね。

なので私は2TBを買って使っています。

買い切りタイプだと生きている限り使えるよということです。笑(99年間)

pCloud興味のある方は試してみてください。10GBほど無料で使えた気がします。

👉 pCloud公式サイト

キーボードは
Targus Ergonomic Foldable Bluetooth Keyboard (AKF003US)
または日本では iClever IC-BK06 もおすすめです。

私はキーボードはUSキーボードが好きなので
Targus Ergonomic Foldable Bluetooth® Antimicrobial Keyboard( AKF003US )

を最近使っています。結構使いやすくておすすめです。

日本だとamazonでiCleverがIC-BK06というのを出してます。

これらは同じOEMで作っているので若干仕様が違うのと、

キーの配列が違ったりしますが使用感は同じだと思います。

まぁちょっと脱線しましたが、

データはpCloudで常にアクセスできるようにしているので

Mac mini からでもiPadからでも

同じデータが使えます。

3. 実際の使用感とメリット

外付けディスプレイとの連携

ジャンプデスクトップの操作性

音声や動画のパフォーマンス


4. M4チップ搭載Macの新しいポイント

スリープ解除の設定

このことからMac miniの電源が入っている状態でスリープの状態からでも

アプリ経由でログインして使うことができました。

なのでディスプレイは電源をオフにしておいて

外出した時にもipad からアクセスできると思います。

マウスの挙動


追記 27 october 2025
Mac miniの電源が入っている状態でスリープの状態からでも アプリ経由でログインして使うことができました。 と以前書きましたが、現在はMacOSのアップデートにより スリープの状態からの接続ができないようです。 なのでJump Desktop アプリからのアクセスをする予定がある場合は Mac側をスリープ状態にしない必要があります。 外付けのディスプレイ等は電源を切っても問題はありませんでした。


Mac mini M4

5. 注意点や課題

Bluetoothの干渉問題

・今回は特にありませんでした。

一部アプリでの不具合

・今の所試した感じではショートカットの不具合等もない感じです。

引き続き利用してみて何か発見があったら追記していきたいと思います。

リモートアプリの注意点

・リモートアプリ全般に言えることですが、インターネットの回線速度に利用の快適度合いが依存するので

早い回線が用意できるのであればどこでも快適にipad からMacにアクセスして利用できる。

逆にいうと早い回線が用意できない場合はリモートでのアクセスは控えめにしてWifiで利用可能な ところで利用していくという感じでしょうか。

6. 総評

こういう消費電力が低くハイパフォーマンスなMac mini M4

24時間つけっぱなしておいても経済的にも問題ないと思います。

そしてiPad Pro とリモートアプリのJump Desktopの組み合わせは

現状では自分にとって最適解な感じです。

iPadの手軽さと必要な時にはmacOSの利用。それを同時に!

MacBook Air / Pro を持っていけばいいのでは??

という意見もあると思います。

私も以前はMacBook pro を常に使っていましたし

macOSの方が便利なのもわかっています。(自分にとってはという意味で。

最近はiPad もずいぶん使いやすくなってきていて

Appleが普通にiPad にmacOS使えるようにしてくれればいいんですが

それは多分実現しなそうなのでこんなふうに使っています。

macOSをiPadの一つのアプリのように使える

このJump Desktopは意外とおすすめです。

他のリモートアプリと違うところは

入力機器が(マウス、キーボード)スムーズに動いてくれる。

(当たり前のことなんですがなかなかないんですよ。。)

というところですかね。これすごい大事なんですけどね。

あと入力機器が(マウス、キーボード)ない場合も普通に動かせます。

ぜひ手元にipadがあって試してみたいなっていう人は やってみてほしいなと思います。 どこでもMacを使いたい人には、これ以上ない組み合わせです。

まとめ:Mac mini M4 × iPad Pro × Jump Desktop = 最強のモバイルデスクトップ体験

Tags: